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健康ブームに対する警告

 読書の秋とはいいますが、最近やたらと本を買ってきてしまいます。頑張ってガッツリと読んではいるのですが、問題なのは読むスピードよりも買ってくるスピードの方が早いこと。今日の朝の時点で読み途中の本は4冊あり、ページ数にすれば500ページくらいは読んでいない部分があります。

 今日もゲームセンターに行ったついでに本屋に寄ってしまい、5冊ほど買ってきてしまいました。そのうちの1冊である「化学物質はなぜ嫌われるのか」を紹介します。

化学物質はなぜ嫌われるのか ~「化学物質」のニュースを読み解く (知りたい!サイエンス 33) (知りたい!サイエンス 33)Book化学物質はなぜ嫌われるのか ~「化学物質」のニュースを読み解く (知りたい!サイエンス 33) (知りたい!サイエンス 33)

著者:佐藤 健太郎
販売元:技術評論社
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 この本、タイトルと中身が微妙にずれているのですが、世間では何となく危険だと思われている化学物質に対する偏見を正す内容になっています。「買ってはいけない」などのような、大した根拠もないのに危険だ危険だと騒ぎ立てる本とは違い、化学物質はどの程度まで危険でどの程度まで安全か、論理的に書かれています。

 「大量に摂取すれば健康を害する」というのは、病気に対する不安を煽る本によく出てくるフレーズです。それを根拠に騒ぐのがエセ健康本の常套手段です。しかし、大量の摂取が良くないのは、どの物質でも同じこと。水でさえ大量に飲み込めば中毒で死ぬこともあるそうです。

 安全なものを無闇に危険視していると別な問題を生み出します。大量に摂取すると危険だからといって、それを全く摂取しないといのは現実的ではありません。水を飲まなかったらどうなるか……というわけです。

 別の例で「水道の消毒に使う塩素は、ある有機物と反応すると発がん物質になる」……などという現実味の無い話を真に受けて、塩素による消毒をやめたことのある国もあるそうです。その結果は悲惨なもので、コレラが流行し、1万人以上の死者を出したそうです。

 科学や技術を正しく理解してうまくつきあって行かないと、便利なものが手に入らなくなったり、場合によっては死を招くことさえあります。化学物質に対する偏見は迷惑そのものです。

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