間違えやすい言葉「期待値」

期待値
× 期待の大きさを表す数値
○ 確率を考慮した平均値

 数学では「期待値」の説明をするときに「期待の大きさを表す」なんて教わったりもしますが、それをそのまま受け取ると意味を間違えます。期待値とは、確率を考慮した(確率で重み付けした)平均値のことをいいます。

 たとえば宝くじの場合を考えます。

「1等が当たる期待値」というものはありません。これは、「1等が当たる確率」の間違いでしょう。

「宝くじの当選金額の期待値」ならば意味が通ります。1等の当選金額×1等の当選確率+前後賞の当選金額×前後賞の当選確率+……という具合に、すべての賞の分だけ足し合わせたものです。つまり「宝くじの当選金額の期待値」とは、1枚のくじで当選する金額の平均値ということです。

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電池と発電機の違い

「蓄電池は電池じゃない。英語で言ったらバッテリーなんだぞ」

……と親から教わったことがあるのですが、何年か後に、英語では電池のことをバッテリーということを知りました。

 そんなことを思い出していたら電池と発電機の違いは一体何なのか気になってきたので、電池と発電機はどう違うのかネットで調べてみました。

 検索して出てきたのはYahoo!知恵袋。ベストアンサーを取った回答を見てみると……

発電機は回転エネルギーを電気エネルギーに変換するもの

電池は化学エネルギーを電気エネルギーに変換するもの

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1370422268

……と書かれています。

 これだと、蓄電池が電池の定義に当てはまるのはいいのですが、太陽電池はどちらにも該当しないんですよね。

 ウィキペディアで調べ直してみると、電池とは

何らかのエネルギーによって直流の電力を生み出す電力機器
で、発電機は
電磁誘導の法則を利用して、機械的エネルギー(仕事)から電気エネルギー(電力)を得る機械
……だそうで。

 電池は直流を生み出すというのと、発電機は電磁誘導を利用するという特徴があるようです。

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戦争と平和は対義語でない

 対義語だと思われている「戦争」と「平和」ですが、実はこれは対義語ではありません。

 戦争というのは外交の手段の一つであって、戦争で解決を図る手段もあれば、対話で解決を図ることもあります。いずれにしろ戦争というのは活動の一種なのです。文法的に言うと、動作を表す名詞です。これに対して、平和は大きな問題のない状態のことです。

 「朝方」と「夕方」のように両方とも状態を表す単語であったり、「解雇」と「雇用」のように、両方動作を表す単語なら対義語になります。一方、戦争と平和は、動作を表す名詞と状態を表す名詞ですから、対義語ではないのです。「戦争する」とは言いますが「平和する」とは言いません。


 「歯磨き」をすると「虫歯」になりません。だからといって、歯磨きと虫歯は対義語ではありません。戦争をすると平和でなくなるからといって、この2語は対義語だとはいえないのです。

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意味を間違えやすい言葉

 意味を間違えやすい言葉をまとめて見ました。この時季に「小春日和」だなんて言わないように気をつけましょう。

食い倒れ
○飲食にぜいたくをして、財産をなくすこと。
×倒れるまで食べ過ぎること。

御の字(国語に関する世論調査より)
○大いにありがたい。
×一応、納得できる。

姑息(国語に関する世論調査より)
○一時しのぎ。
×卑怯。

すべからく
○~するべきである。
×すべて。

破天荒(国語に関する世論調査より)
○前人のなしえなかったことを初めてすること。
×豪快で大胆な様子。

敷居が高い(国語に関する世論調査より)
○相手に不義理などをしてしまい、行きにくい。
×高級過ぎたり上品過ぎたりして、入りにくい。

小春日和
○春のように暖かい初冬の日和。
×春の暖かい日和。

世間ずれ(国語に関する世論調査より)
○世間を渡ってきてずる賢くなっている。
×世の中の考えから外れている。
※注:「ずれ」は漢字で「擦れ」と書きます。ずれているのでなく、すれているわけです。

確信犯
○自分が正しい(法が間違っている)と信じて犯す罪。
×自分が悪いとわかっていながら犯す罪。

無洗米
○洗わなくてもよい米。
×洗っていない米。

雨模様(国語に関する世論調査より)
○雨が降りそうな様子。
×小雨が降ったりやんだりしている様子。

情けは人のためならず(国語に関する世論調査より)
○人に情けをかけると結局自分のためになる。
×情けをかけても結局その人のためにならない。

一時間弱
○一時間より少し短い
×一時間よりちょっとだけ長い

流れに棹さす(国語に関する世論調査より)
○傾向に乗って、勢いを増す行為をすること。
×傾向に逆らって、勢いを失わせる行為をすること。

おもむろに
○ゆっくりと。
×急に。
※注:漢字で「徐に」と書きます。徐行の「徐」の字です。

不妊治療
○妊娠しないことを治療。
×妊娠しないようにする治療。

天地無用
○上下を逆にしてはいけない。
×上下を逆にしても構わない。

閑話休題
○本題に戻すときに使う。
×本題と関係ない話を始めるときに使う。

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文章の体をなしていない要望書

 ジャストシステムが出した、App Storeの改善要望にはがっかりしました。

ITmedia記事:「App Storeのレビュー機能改善」の呼びかけ、賛同が600件超に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1103/04/news079.html

 ジャストシステムというと日本語のワープロソフト「一太郎」を出しているなどで尊敬していたのですが、記事に掲載されている画像を見ると、段落の初めが字下げされていないではありませんか。

 新聞社のニュース記事やら、あるいは上記のITニュースサイトであるITmediaやら、ちゃんとした文章を出している企業ならば文末に句点をつけるだとか段落の初めは1文字下げるなど、文章の書き方には気をつけるものです。

 これは小学校で習うレベルの話で、一太郎を出している会社がそんなことすらできないとは残念です。

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どうやって退室すればいいのか情報処理技術者試験

 毎回受験して毎回落ちているのですが、今日もまた情報処理技術者試験を受けてきました。さて、今回気になったのはテストの内容ではなく、試験官の発言です。

 テストの始まる前や始まった直後などに試験官が注意事項を言う場面がいくつかあります。その注意事項の中に、退室に関する事柄があります。情報処理技術者試験には退室可能時間帯がありまして、早めに試験が終わってしまった人はその時間帯に退室することができます。この説明について、試験官はこんなことをいっていました。

「退室するときは手を挙げて、試験官が解答用紙を回収します。退室するまで絶対に席を立たないで下さい。」

 退室しないと席を立てないわけですが、席ごと退室して、退室した後に席を立たなければならないのだろうか……なんて考えて笑ってしまいました。

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情報セキュリティスペシャリストへの道は遠い……

 きょうは情報セキュリティスペシャリスト試験の合格発表日でした。去年は午前試験と午後1試験が通っていたのに最後の午後2試験で15点足りずに不合格になってしまいました。

 さて、今年は……

Result_2

 午前試験が「午前1」と「午前2」に分かれていて、100点満点になっています。で、午後1までは80点オーバーなのに午後2で30点台……。去年、「どうせ受からないだろう」と試験会場を抜け出してきてしまったことを今でも公開する羽目になっています。

 それにしても、入社してからというもの、試験と名のつくものには受かったことがありません。入る会社を間違えたのでしょうか。

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修士号を手に入れました!

 きのう学位記授与式がありまして、無事、修士の学位を手に入れることができました。学部の頃は事務手続きの関係で緊急呼び出しをされたことがあったので、今回も同じような失敗をしていないか不安でした。自分だけ修了証書がもらえないなんてことはないだろうかと……。実際に証書を手にしてみると実感があっていいですね。

 ただ、家に帰ってからは逆にむなしくなってきました。修了証書は確かに持ち帰っていますし、終了したことの実感があることはいいのですが、逆に、大学時代の知り合いと一緒にいたことの実感が薄れてきています。

 これから就職することを考えれば気が紛れますし、知り合いが結婚した祝いなどで、知り合いだけで集まったりすることもあるのでいいのですが。就職してからは人間関係を大切にしていきたいと思います。

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論理的思考力と漢字

「お前の論理的思考力を知りたい。最終学歴を教えてくれないかな」
「まず、お前はどのくらい論理的思考力があるわけ? まずは手本を見せてもらおうか」
「漢検3級持ってるから、まぁ一寸難しい漢字がある程度の文章なら軽く書けるよ」
「それは論理的にものを考える力じゃなくて、考えた結果を漢字にするだけの力なんじゃ……」

 漢字と論理的思考力に関してこんな冗談を聞いたことがあります。「漢字を学べば論理的思考力が身につく」とか「論理的な思考ができなくなっているのは漢字教育がおろそかになっているからだ」という意見もたまに聞きますが、それは違います。

 漢字にしろ日本語にしろ、言葉は考えを伝達する手段のひとつです。漢字で書いても、平仮名で書いてもアルファベットで書いても、記号で書いても論理は論理です。実際、論理学や数学では記号で書くことが多いものです。

 論理的思考力を身につけるには、「考えを伝達する手段」を鍛えるのではなく、考えることそのものを鍛える必要があり、そのためには数学や論理学をしっかり学ぶことが重要だと思います。

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参考文献はどこで引用すべきか

 修士論文発表会が終わり、修士論文も既に提出し、もはや修士了を待つのみとなりました。ただ、自転車を駅の自転車置き場に置いてきてしまったことなどのヤボ用があるので、学位認定授与式の前に少なくともあと1回は大学に行く必要があります。

 さて私が通っていた大学では、論文やレポートを書くときの「参考文献」の欄について教わるのは形式的な部分のみです。「すべての参考文献は本文中から引用すべし」ということは教わっても「なぜ本文中から引用する必要があるのか」ということは一切触れられません。そのためか、卒業論文発表会の発表用原稿でも、本文中から引用のない文献が書かれていることもまれにあります。

 「引用する理由が分からないから」というのは、守るべき書式を守らない正当な理由にはならないのですが、実際に本文中から引用しようとすると問題が起きます。たとえば、学部4年生の後輩は、先輩の研究を引き継いで卒業研究を行ったので、参考文献にその先輩が書いた文書を引用しようとしていました。しかし、その後輩の研究は、ほぼ全面的に先輩の研究を参考にしたものであり、特定の一箇所だけに先輩の研究を使っているものではありません。……というより、よほど新しい研究でなければ、先行する研究に少し加えたものになるかと思います。一方で、参考文献の引用は、ある一文の最後や特定の単語の直後で、その文献を参考にする場所に[1]などと番号書きます。そのため、全面的に参考にしている場合は、文献の番号を書く場所がないというわけです。

 これについて、私は1つの答えを見いだしています。参考文献は「自分の論文では紹介しきれない概念や実験結果を示すために載せる」ものだと考えます。つまり、論文を書くために参考にした文献ではなく、読み手が論文の内容を理解するために参考にすべき文献が参考文献です。こう考えれば、どの参考文献も本文中から引用する必要があることも説明できます。

 これが正しいかどうかは分かりませんが、書式よりも存在理由の方が大事なはずなのに、なぜ触れられていないのか疑問です。案外、大学の方も「形が整っていればいい」という発想なのでしょうか。

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